病気であるといふ理由で、貧乏だといふ理由で、こんなに惨めに とりのこされたようにじっと我慢していなければならないと思ふと、 激しい行きどほりがこみ上げてきて、僕は又逆に様々の夢を描きだすのです
―1952.12.19荏原町石医院から 宇佐見英治宛葉書よりー
島村洋二郎(しまむらようじろう)(1916-1953)
1916年東京市牛込区中町生まれ。
旧制浦和高校を中退、里見勝蔵に師事したがほとんど独学で描き続ける。
晩年大井簡易宿泊所に起居、クレパスで同宿人を描く。
1953年7月新宿エルテル喫茶店で個展開催。
9日後永眠。享年37歳。

