「回る、廻る、輪になる」
一人、二人と回り、一周、二周と廻り、繰り返すうちに人数が増えて輪になって踊り列になる様子に関心を持ちました。
ハレの日、お祭の盆踊りの他には、何かを鎮める行為、中心部から力を得る儀式、何か未知なるものを呼ぶことなど怪しげな呪術的なことなども連想しました。
その楽しそうなハレの日の華やぎから一歩引いてみれば、その裏には日常の振り払いたい不安や、忘れてしまいたいこと、つなぎとめたい想いや願いが循環しているように感じ胸が騒ぎます。
私自身も描くことで心惹かれることと胸騒ぎが何と繋がっているのかを探りたいと考えています。