～グレー、そのロマンの行方～
日本人はグレーという色彩に雨や霧を想い浮かべ、その哀愁を絵や歌に託し表現して参りました。またジャコメッティは「パリの空から」の中でグレーに「いたわり」と「やさしさ」といったものを感じとっていたようです。果たして色彩に意味や感情というものがあるのでしょうか。それは隣り合う色彩との関係性の中で生じるものなのでしょうか。今展は日頃からグレー色にこだわる作家達に登場願い、それぞれがこの色彩に託した想いを皆様と共に探って行こうとするものです。「灰色の青春」の君に、「ロマンスグレー」の貴方へ。
御子柴大三
初日17:00 -ギャラリートーク「ジャコメッティを語る」 加島牧史氏
※要予約 限定35名
