ジュウシンハヒダリガワ、シンゾウ トキドキミギニカタムイテ オモサヲハカル
私の重心は心臓の分だけ左側に寄っている。
自分が今ここに生きているという実感が持てなくなった時には、身体を右に傾けて心臓の重さを測るのだ。
コノホシノマヒルノタビノシュゾク
あまりにも繊細なために、生きづらさを感じている人々がいる。
彼らは大勢の人たちと一緒にいると、自分がどのようにふるまったらいいのかわからなくなって、戸惑うあまりすっかり無口に なってしまうか、まるきり本来の自分とはかけ離れた人物を演じてしまう。
身体はここにいるのに、心はどこか遠くにいってしまうのだ。
真昼なのにまるで夢をみているように別世界に旅立ってしまう。
もしもあなたにそういう傾向があったとしても、心配はいらない。 探してみれば、この星には、そんな繊細な人たちがけっこういるものだ。真昼に心が旅をする。そういう種族だというだけなのだ。