「雑居房」から「雑区」へ
わたしが庵主様のお誘いで始めたコレクション展「雑居房」は今回で5回目、隔年開催だから10年のお付き合い。早いものですね。
さて、今年は洲之内徹さんの没後30年、そして梅野隆さんの没後7年なのです。
梅野木雨さんが来てくださったのは1回目の時。階段を這う様にして上がってこられ、壁の絵に顔を近付け、「これは誰の絵・・・」「僕の絵です」「イヤ、誰が描いたかって聞いちょるんジャ」「・・・ですから私が描いたんです」「アンタがか？良いジャナイ、面白いヨオ、買っちゃるウ」
嬉しかったです。御大将自ら御出陣、この援護射撃で勇気百倍、継続の力源となったのであります。
ところで最近、「閉廊」やら「休廊」やらの情報が多いですね。画家や「絵好き」は何処へいけば・・・。『現代画廊』や『藝林』で出会い付き合った作家や「絵好き」や目利きコレクターも随分旅立たれました。彼ら自慢の収集品や残された絵は何処へ・・・。と庵主様の前で「ボヤキ」をいれていたら、「ならば『場』を作りませんか、7階も使って・・・賑わいとなれば・・・」で、こうなったの。
銀座の座でザック（座区）？いえいえ雑品雑貨のザック（雑区）です。オークションをやってみよう、入札会です。場合によってはセリ（競り）などあったり。
どんな美術品でも、みな一度は雑品扱いされるのです。有名陶芸家の壺であっても生活雑貨なのでありました。
「絵好きの駄菓子屋」イイデスネ、当たりもあるけどハズレもあるかも。だけど楽しいドキドキ広場、今回は呼びかけに答えてくれた有志からの出品デス。何が出てくるか楽しみですねえ。お宝ザックザックを夢見ましょう！
東御市 梅野記念絵画館友の会 幹事 後藤洋明
入札期間 10月24日（火）～27日（金）
11:30～19:00
24日（火）は14:00～・入札締切27日（金）15:00
落札されなかった作品は、競りに回る場合があります。
競り 10月28日（土） 15:00～17:00
競り人：後藤洋明 トークを交えて
8階ギャラリー枝香庵で開催
後藤洋明コレクション 第五回 雑居房
