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10月23日(火)~「やけものとやきもの 三浦徹の世界」です。
神戸在住の陶芸家であり、本業は医師、また美術品コレクターとして神戸わたくし美術館の館長でもある三浦徹先生の個展です。
釉薬を使わずに窯の火の力で何日もかけて作られた荒々しい表面の「やけもの」と、それと対照的ななめらかな形と表情に仕上げられたの「やきもの」を展示いたします。
ぜひお越しください。
表現者には、美しいものを手で触りたいという限りない要求があり、その本質をこの世に具現化する。
手によって完全にコントロールされ生み出された「やきもの」。その口には緊張が走り、釉薬はかたちをゆっくりと撫でる様に流れ出す。ときにその形態は「女(ひと)」を表しているのかもしれない。
また、自然の火の力により生み出された「やけもの」。何日も焼かれた後、窯の中、灰の中からひとつずつ取り出し、選ぶ行為は、土の内側より生まれ出た彩色の光を探し出すことだ。
医師であるつくり手の、本気で余技に興じて生み出された作品は、彼の一貫して触感に強く訴えてくるアートコレクションと響きあう「いのちのかたち」、そこに「たまらない」世界がある。
画家 永津 照見
会期:10/23(火)~10/30(火)
11:30~19:00(最終日は17:00まで)会期中無休